まなびとプロジェクト

第39回まなびとプロジェクト(講師:河野太郎中央政治大学院長)を開催しました

投稿日:2013年06月11日

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開催日:平成25年6月6日
講 師:河野太郎 中央政治大学院学院長
テーマ:日本再生プロジェクト「国会のガバナンス」について
対 象:「異業種勉強会アーリーバードに所属する皆様」

 6月6日(木)、第39回まなびとプロジェクト--異業種勉強会との交流--が開催されました。河野太郎中央政治大学院長を講師に、異業種勉強会アーリーバードに所属する皆様と「国会のガバナンス」について闊達な議論を行いました。
 冒頭、河野学院長からは、「今の政治が政局中心であり、国民の意見を聞かないとの批判があるが、国会のガバナンスが働いていないからだ。世界の政治体制を見ると、『大統領制』と『議院内閣制』に大別される。日本は議院内閣制だ。そもそも、議院内閣制の原則は、政府が連帯して責任を負うこと。従って、政府の政策に異論を唱える者は、政府を外れるべきであり、政府の一員ではない与党は連帯して責任を負わない。つまり与党は、政策に全責任を負う首班指名までが役割のはず」と、議院内閣制の原則について言及されました。
更に、河野学院長からは、「日本の議院内閣制度はそうではない。政府の意思決定の前に与党の事前審査は必要となる。自民党の長期一党支配体制の知恵と言えばそれまでだが、部会・政審・総務会という手続きが議院内閣制を骨抜きにしたと思っている。しかも『全会一致』が建前のため、反論があるならどこかの段階で反論しろとの建前だ。従って、総務会を経て党議決定されたら、反対はあり得ないということになる」と自民党による政策や法案についての事前審査について解説されました。
また河野学院長からは、「イギリスも議院内閣制だが、政府は与党を説得のために努力する。与党の一員でも、政府の政策に反対なら、反対票を投じる。しかし日本は、国会の中でも本質的な議論がなされない。与野党側は質問するが、政府側はその答弁をするだけ。お互いに説得することはしていない。ところで、議員立法も国会に提出されるが、政府の閣法の審議が優先されるので後回しとなる。臓器移植法の改正案が出されたが、立党以来、唯一、党議拘束を外されて各議員の判断に委ねられた法案だと思う。その時には、『脳死は人の死』だと決めてあればいいが、そうではなかったため、逆に党議拘束をして欲しいという議員がいた程だ。国会議員は国会で自分の判断を行うところであり、国会議員の仕事のはず。議院内閣制を原則の下にルールを見直すべきであり、政府は政策実現のために、与党、野党共に説得をして、連帯して責任を負うべきだと思う」と述べられました。
 その後、参加者と「政党内の内部統制」「議員の投票行動」「国会は法案審査と行政監視を分けるべき」「党首討論のあり方」「大臣とシャドウキャビネットの討論も必要」等についてパネルディスカッションが行われました。

(文責:中央政治大学院事務局)

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