「首都圏第17期インターンシップ」集合研修を開催しました（講師：大野敬太郎 衆議院議員）

安全保障=軍事？
　国際秩序を形成していたものは、かつては「勢力の均衡」でした。やがてルールに基づく「経済の相互依存」に移り変わりましたが、ルールの外で国力を伸ばす権威主義国の出現でそれも通用しなくなってきました。
それに合わせ、安全保障の対象も軍事分野にとどまらなくなりました。

例えば、「技術」分野。
代表例の半導体は、中国では石油を越える輸入額を誇り、米中両国が熾烈な競争を展開する「最大の資源」になっています。
そして、「情報」分野。
SNSアプリには検索履歴などから個々人がプロファイリングされてしまう懸念、フェイクニュースでは既に海外で選挙に影響を及ぼしたとの指摘が。
さらには、「経済」分野。
「経済的威圧」は、日本国の尖閣諸島国有化に対する中国のレアアース禁輸措置を始め、世界各地で見られます。

そこに、「国家安全保障戦略」策定の意味が！

一方、国内の社会課題も複雑多様化しています。カーボンニュートラル、SDG's、農業の6次産業化...。
民間と連携したソーシャルビジネスで課題を解決し経済成長を実現するため、政治や行政は何をすべきか？

世界で起きていること、そして今後の取り組みを考える講座となりました。